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Web面接についてまとめてみました①

スカウト スタッフ

新型コロナウイルスの流行に伴って必要に迫られる形で急速に浸透していったテレワーク。
「最初は不安に思っていたけど実際にやってみるとあまり不便がなかった」、なんて方も多いはず。

様々なツールがこの新しい働き方をサポートしてくれていますが、
特にWeb会議ツールの利便性の高さがテレワークでの働き方のクオリティを格段に引き上げていると思います。
そんな中、にわかに注目を集めているのがWeb会議ツールを利用したWeb面接という採用手法です。

リクルートキャリアの調べによれば、2020年3月末時点で約30%がWeb面接を導入済み、
更に導入検討中の企業を含めると54.6%、
半数以上の企業がWeb面接に積極的であることが分かります。
またWeb面接のような感染リスクを避ける取り組みを行うことは、
それ自体が求職者にとっても仕事を選ぶうえでの安心材料にもなります。

画像

参照:リクルートキャリア 企業の採用担当者を対象に行った調査


今回は、そんなWeb面接を、導入するにあたってのポイントを整理しながら、
今後の展望についても考えていければと思います。

1、 Web面接に必要な環境とツール

*基本的には、PCと安定したインターネット回線があればよし。
Web面接にあたって用意しなければならないのは
PC(あるいはタブレットやスマートフォン)と安定したインターネット回線だけです。
加えて、お使いのパソコンにWebカメラが内蔵されていない場合は別途Webカメラ(およそ2000円~)が必要になります。
ただ、Webカメラを代用するスマホアプリもありますのでそちらを利用するのも手だと思います。
また、ヘッドセットなどのWeb会議用のグッズもありますが、余程不便と感じない限りはなくても問題ないはずです。

*接続が安定しない場合の対策方法は?
接続が安定しない場合はWi-Fi環境に問題があるかもしれません。
場合によってはルーターの買い替えやプロバイダの見直し等が必要になることもありますが、
ルーターとの物理的な距離や遮蔽物が接続を不安定にしているケースもあります。
ルーターに近づける事であっさり解決する場合も多いので試してみてください。
もちろん無線よりも有線の方が接続は安定しますので、
状況によっては有線での接続を利用する選択肢もありかもしれません。

さぁ、環境面の確認が終わりましたら、次はWeb会議ツールを選びましょう。

2、 導入しやすい!オススメ無料Web会議ツール

様々なサービスが展開されているWeb会議ツール。
たくさんありすぎてどれを使えばいいのか分からないという方もいらっしゃると思いますので、
いくつかおススメのツールをご紹介します。

★【無料】おすすめツール①……「Zoom(ズーム)」 応募者側はアカウントなしでOK
まずは、Zoomビデオコミュニケーションズのzoom(ズーム)。
認知度も高く、企業側はアカウント必須ですが、
応募者側はアカウントなしでOKなので案内もしやすいかと思います。
会議室もシンプルで使いやすいのでオススメ。
ただ、スマートフォンの場合はアプリをダウンロードする必要があるので
事前に応募者に機材環境などを確認しておきましょう。

★【無料】おすすめツール②……「ウェアバイ」 応募者側はアカウントなしでOK
次に、WherebyのWhereby(ウェアバイ)。基本的な使い方はズームと変わりません。
こちらもシンプルなので使いやすいです。サービスサイトなどが英語での案内となるので
多少とっつきにくさはありますが、操作自体は簡単なので使ってみると英語も意外と気になりません。
こちらもスマートフォンの場合はアプリをダウンロードする必要があります。

★【無料】おすすめツール③……「ビズミー」 企業側・応募者側アカウント必要なし
アカウントの作成や運用の手間を省きたいのであれば、株式会社grabssのBIZMEE(ビズミー)もオススメです。
ビズミーなら企業側もアカウントを取得する必要はありません。
スマートフォンの場合でもアプリのインストールが不要なので、より手軽に案内・運用できるかもしれません。
ただし、ビズミーは現状、IEブラウザとEdgeブラウザには対応していないので注意が必要です。

★そのほかツール……「スカイプ」 
またWeb会議ツールではなくSkype(スカイプ)など
無料のチャットツールをWeb面接に利用するのも良いかと思います。


【注意】応募者側の機材環境は一律じゃありません
オススメという形でいくつかツールを紹介しましたが、
基本的には使い慣れているWeb会議ツールで大丈夫だと思います。
ただ、注意が必要なのは応募者側の機材環境にはばらつきがあるということ。
特にパソコンの有無に関してはまだまだ個人差がありますので、事前に確認を取っておくのが無難です。
まだWeb会議ツール等を利用したことがないという応募者もいらっしゃると思いますので、
その場合は状況を確認しながらご案内しましょう。今回あげたツールは、
どれも基本無料(機能を拡張させた有料版があるものも一部あり)です。
基本的に使用するツールを決めておきつつも応募者の状況によって
ツールを使い分けられるようにいくつか選択肢を持っておくとよりいいかもしれません。
また、それぞれパスワードや待合室、入室ロック機能などの設定もあるのでセキュリティ対策として利用しましょう。

3、Web面接は企業としての信頼にも繋がる

首都圏を含む47都道府県すべてで緊急事態宣言が解除されました(2020年5月25日現在)。
しかし、未だコロナ禍の終息には至っておりません。感染の第二波が起こるリスクもありますので、
しばらくは濃厚接触を控える意向は変わらないでしょう。
こと採用活動においても同様で、極力いわゆる三密を避けたいという応募者は
かなりの数いらっしゃるはずですので、Web面接の実施は応募効果にダイレクトに影響が出てくると思われます。

また、もうひとつ心にとめておきたいのは、
応募者は企業の振る舞いをしっかりと見ているということ。
社会全体が感染リスクを下げるよう求められている現状で、
自分が働こうと考えている企業がどのような取り組みをしているのか応募者側もジャッジしています。
応募者や社員の健康をちゃんと思いやる。社会的な危機に対して責任感のある行動を取る。
有事の際にそのような選択を出来るか否かがはその企業の信頼感へと繋がっていきます。
そういった意味でもWeb面接の実施や、取り組みを求人広告内でしっかり呼びかけることは重要です。
辛い時だからこそ、忘れちゃいけないのが思いやり。
採用活動を通してお客様に素敵な出会いが訪れますように、私たちもまた全力を尽くします。



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