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Web面接についてまとめてみました②

スカウト スタッフ

現在、新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、多くの応募者が感染リスクを気にしています。
直接の対面を防ぎ、感染リスクを避けられるWeb面接の実施は応募者によっては
それだけで応募へのハードルを大きく下げることもあります。
応募効果を上げるという意味でも求人広告内でWeb面接を行っている旨をしっかり伝えていきましょう。

さて、現状Web面接を行う一番のメリットは上記のように
新型コロナウイルスの感染を防ぐ点にありますが、それ以外の観点から考えるとどうでしょうか。


■Web面接の【メリット】

①応募者からの接点が多くできる
Web面接のメリットはなにより物理的な距離を無効化するところにあります。
面接会場までの移動時間や交通費などの負担は応募者にとって小さくありません。
応募にかかるコストが下がることによって応募意欲の向上につながり、
結果、
企業側はより多くの応募者と出会うチャンスを得られます。
これは採用活動において大きなメリットとなります。



②スケジュール設定がしやすい
また、移動などがないWeb面接は日程の選択肢が増え、スケジュールも合わせやすいです。
細かな時間調整もできるので
より多くの面接を行うことが出来ます
業務効率の点から考えてもWeb面接のメリットは大きいです。


■Web面接の【デメリット】

①通信回線や機材のトラブル
オンラインでのコミュニケーションにおいて、機材トラブルや回線トラブルによるアクシデントはつきものです。
通信が繋がらない、PCが立ち上がらないなどのトラブルに関してはまず状況を把握することが肝要です。

<心掛けたいこと>
設定を変えてみたり、別のサービスへと案内したり、
別の機材を使用したり、状況に応じて対処の仕方は変わってきます。
早めに気が付ければその分リカバリーもスムーズに行えるので、
遅くとも面接開始の5分前にはすべての準備を終えておきましょう。

逆に、応募者側がURLにアクセスしようとしたら入れなかった、
あるいは、入り方が分からなかった、応募者のマシン環境がWeb会議ツールの環境に非対応だった
など応募者側がなにかしらのトラブルに見舞われているケースもあります。
採用側同様、応募者側もまだ不慣れな部分もあるかと思いますので、
応募者側の方からも採用担当者に当日コンタクトが取れるよう、
事前に連絡先を伝えておくことも忘れないようにしましょう。
まとめてみると、早めの行動を心がけて、当日にお互いが連絡を取れる手段を確保しておく。
……こうやって書いてみると対面での面接とあまり変わりませんね。


②Web面接だと雰囲気や感情が伝わりにくい
デメリットと言えばもうひとつ、Web面接は画面越しでのやり取りとなるから直接対面する場合よりも
感情や場の雰囲気が伝わりにくいのではないかという声をよく耳にします。
確かに対面でのコミュニケーションと多少勝手が違いますので、
この点は採用側にとっても、応募者側にとっても不安要因になると思います。

<心掛けたいこと>
ただ、心がけ次第で解消できることはいくつかあると思います。まず、声のトーンは少し高めを意識してください。
マイクやスピーカーを通してのコミュニケーションとなるので、いつもよりも声が籠って聞こえます。
声のトーンを高くすることで通りが良くなり、相手に明朗な印象を与えます。
また、同様の理由でハキハキと喋ることを心がけましょう。次に目線の位置ですが、
上部のカメラの方に視線を合わせるとしっかり正面を見据えているように見えますので、
相手に話しかける時などはそういった目線の位置にも少し注意してみて下さい。
また、マイクは環境音も拾ってしまうので、会議室など出来る限り静かな部屋で行いましょう。
思いもよらないものが写り込んでしまう場合もあるので整理整頓も忘れずに。


■さらに気を付けたいことは…?
コミュニケーションの温度感を上げることです。場を共有していない分、
心理的な距離を縮める働きかけが大事になってきます。
緊張をほぐすためのアイスブレイクを長めにとってみたり、人となりが伺えるような質問を
いつもより多く用意
してみたり、そういった工夫がWEB面接をより効果的なものにしてくれます。
このように対面でのコミュニケーションとの差異はちょっとした心がけや工夫で解決できる部分もたくさんあります。

今後、ミーティングや打ち合わせ、商談などのビジネスシーンでより
重宝されていくであろうオンラインでのコミュニケーション。
世の中に広く普及していけば、社会全体が画面越しでのコミュニケーションのコツをつかみます。
そうなっていけば上記のような不安は更に小さくなっていくのではないでしょうか。


3、どんな時代でも、採用は人と人をつなげるコミュニケーション

必要に迫られる形で浸透していったオンラインでのコミュニケーションは、
優秀なツールや通信インフラのおかげでスムーズに導入・運用されている印象です。

もちろんオンラインだけでは解決できない、あるいは不便な領域も多数あります。
特に他者とひとつの空間を共有することで得られる喜びや一体感は、
接触を避けざるを得ない現状において、より切実に求められるものとなりました。
企業と応募者が同じ空間を共有する対面での面接のプレミアム感は今後も損なわれないでしょう。

しかし、データ通信の高速化・大容量化が今後さらに進んでいくであろうこと、
ビジネスシーンでオンラインのコミュニケーションが
有効に機能してくであろうことを鑑みれば、(特に応募者側のメリットが大きいので)
コロナ禍以降もWeb面接は採用手段として高いニーズを維持するのではないかと思います。
多様性が叫ばれて久しい昨今、働き方同様に採用スタイルにも様々なアプローチが求められてきています。
対面面接も、Web面接もどちらも対応できる。
コロナ禍以降の採用活動にはそんな柔軟な姿勢が求められるのではないでしょうか。

最後に、採用の基本は人と人とが繋がること。そこは採用の方法が変わっても一切変わりません。
私たちも時代の流れ、応募者のニーズをキャッチしながら、
より良い出会いを実現できるように、お客様と二人三脚で進んでいければと思います。

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